公園で年甲斐もなく遊ぶ大人達発見!!

どどどどど、ど、ど、…

煌々とした光を背にとてつもない形相で大人がこっちに向かって走ってくる…。
誰だ?
何か用か?
と考える暇もなく次の大人、
どどどどどどど…

次の瞬間!
ガキーーーーーーーーン!!! 鈍い音が鳴った。
いままでフラットだった空気が一瞬にして弾け、
けたたましさが静寂を奪った。
大人達が四方八方に散らばるが見える!さっきの大人はもういない。

何だ!?
僕はとっさに身を伏せていた。
顔を上げると、
うな垂れる大人2人が落胆していた。

な、何なんだ!?
こいつら?
何か悪い儀式にでも遭遇した気分だった。

いや、ここは白山公園…
もう一度、あたりを見回してみた。

\「◯◯くんみっけ」/

…苦笑
一瞬にして緊張が解け、全てを理解した。
あ〜〜〜
懐かしさだけが込み上げてきた。
少年の頃によくやった遊び。

それをあの大人達は真剣にやっていた。もう、ぐちゃぐちゃになりながら真剣に。
ゴロゴロとペチャンコになった缶がいくつも散らばっていた。もう何時間遊んでいるのだろう…


僕はふと、懐かしい新鮮な感覚を思い出していた。
…あの頃のような情熱。

ラン ランララ ランラン ラ
ラン ランララ ラ
ランラン ランララ ランラン ラ
ララララ ランランラ…

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